年末年始につかみかかるの巻

年末頃から年始にかけてひどく体調が落ち込んだ。その間、大ヒット中の某アニメ映画に怒り心頭したり、ネットショッピングで詐欺にあったりした。 2016年は財布を2回落としたり(2回とも奇跡的に無傷で拾得された)、職場で心配されるほど体調不良が頻出したり…

とっても、おばあちゃん。

おばあちゃんとの月一定例会として、「健康ランドで入浴し、併設の回転寿し屋で寿司と生ビールをくらう」という活動を始めて今年で2年目になる。 クリスマスイブでもあった本日が2016年の最後の定例会だった。なぜか嫌な予感がしていたのだが、案の定おばあ…

サバイバル・ドリーム

生をもぎ取る闘いの夢をよく見る。 先日も、そうだった。 ------------- 制服を着た若者がいそいそと、人によってはうんざりと気怠そうに渡り廊下を進む。 広大な駐車場の上に作られた屋外運動場と校舎を繋ぐ、クリーム色の錆びれた渡り廊下には、身を乗り出…

母と怒り、ひやり。

夢から覚めるまで、わたしは冷蔵庫の置き場所から戸棚のレイアウトまで、とにかく何もかもに怒っていた。 家中のありとあらゆる物事について、母親を懇々と叱りつけた。それでいて、母の 「はあ。」 とか、 「そうね、ごめんなさいね。」 と言った気のない返…

負のパッチワーク

毎月毎月、お給料日後のこの時期、とある銀行からメールが届く。 「お客さまにおかれましては、2016年10月末時点で特典提供の条件を満たされませんでした。」 もう何ヶ月も、マイレージクラブの特典を受ける条件に達していない。不適格であったという事実自…

絶望

隙間風の入る家だった。暮れゆく空が今夜の冷えを予感させた。考えただけで気が重くなる。せっかく友人が泊まりに来たというのに、もてなしたい気持ちに反してそこら中に恥が散らばっていた。家中の何もかもを見られたくなかった。 眠り支度を整えていると、…

デリカシーのない先輩

わたしの職場にはデリカシーのない先輩がいる。 先輩が話しかけてくるときはいつも、迷惑な気持ちを少しも隠さずに対応している。場合によっては、「今集中して仕事をしているので茶化さないでもらっていいですか?」などと釘を刺してすぐにシャッターを閉め…

誰かネコババしてない?

使用しているiPhone5Sの充電機能の低下が著しい。 つい10分前には50%半ばだったにも関わらず、そのまま使用していると目に入る数字が30%弱だったりする。 この衝撃は通勤電車に乗り合わせている誰とも共有しえないため、もちろん顔に出すことなくクールに指…

文化の日

週末の夜から思いがけず取り込まれた 羊膜のベールに包まれ 他人として産まれ変わり 他人として生きた 体の使い方がわからず 心の有り様も心もとなく 時間を留めるために買ったドリップコーヒーが 昼過ぎに目覚めた休日を慰める 煙と一緒に深呼吸する体を 秋…

好きな作家

わたしには好きな作家がいる。その作家の本を読むと、わたしはこんな世界を知らないと思う。わたしの中には、こんな世界が存在しない、知らない、と思う。そして、そんな世界が存在するこの世の中のことが少し好きになる。世界を見直すらしい。素晴らしい作…

業務報告書、という名の。

職場で、7月の終わり頃から毎日、上司に業務報告書を書いている。A4のノートに、手書き、毎日、である。 懐かしさ。その行為自体は、なんだか学生時代を想起させる。上司の方針でこの手書きの業務報告書が実施されて、もう3ヶ月が過ぎた。 そりゃ、もちろん…

秘密のポケット

一度も意識してこなかった事柄や存在が初めて意識された瞬間の驚きを、誰でも経験しているものだろうか。 漠然と知っているつもりだったことを、実はまったく知らなかったことに気づいた瞬間。 女の人生が80年だとして、年が明ければ割とすぐに30歳になるわ…

特等席

昨日、朝の通勤電車にて。 無事に座席を確保し、いつものように携帯でネットサーフィンをしながらニヤついていると、隣とその隣に席を並べる見知らぬ男女の小競り合いを目撃した。その男女は目を合わせることもなく、互いに肩や腕をしきりに動かして威嚇し合…

ゴキブリといえば

たいていの人間は嫌悪感を示す。 遺伝子に組み込まれているのかもしれない。好きだと言う者を見たことがない。そんな存在をタイトルに入れるのは賢明な試みとはいえない。それでも、強く浮かんでしまったものを書き記しておかないわけにもいかない。難儀だ。…

6匹目 〜2016年下半期中間報告〜

昨日、自宅の最寄り駅の線路沿いに野生のゴキブリを目撃した。 今年の下半期だけで6匹目。わたしが彼等を引き寄せるのか、世間一般があまりにも彼等の気配に無頓着なのか? これほど野生のゴキブリを目撃しているアラサー女が他にいるだろうか。 いずれも場…

5匹目の

ゴキブリを見た。追い抜かした。すっかり肌寒くなった秋の夜、金曜日の恵比寿駅東口のロータリー横を彼は慌てて走っていた。 スーツは乱れ、ジャケットの裾口からはシャツがはみ出ていた。脚を忙しなくバタつかせ、微々たる歩みを進める。彼の様子からは焦り…

まじヤバい

今までの29年間もずっとヤバかったけど、たぶん、最近もまじでヤバい。 1.職場でヤバい キャリアプランを聞きたいと言われ社長と直属の上司との三者面談。査定目的じゃないと前置きがあったことと、何よりも自分が将来成し遂げたいことと会社との関連性がイ…

ポケモンGO

先輩2人とともに客先に訪問した帰り道、会社方面に向かうバスの座席に腰をかけるとすぐ、2人はiPhoneの操作を始めた。 仕事のメールチェックかと思い押し黙ると、やがて2人はポケモンGOについて会話を始めた。iPhoneを確認し続ける理由はゲームだった。 確か…

世界最小、祭り囃子

会社から駅までの道程でイケメンサラリーマン3人衆を食い気味に追い抜かした頃、小さな異変に気が付いた。 ほんのり荒い鼻呼吸。息を吸うときに毎回ピーと小さな音が聴こえるではないか。 意識を集中させて数回ほど呼吸を確かめると、これはしばらく鳴ると思…

生きものと気配

道を歩いているとき、野生のゴキブリを見かけることがある。 今年の夏はとくによく遭遇した。今夜で4度目。睨みながら慎重に距離を取る。三歩離れればあとは大抵忘れてしまう。外で見かける野生のゴキブリは愚鈍でのろまにさえ見える。かれらは屋内にいると…

隔離された島

私達は許可なくその島から出てはいけない。 大半の人間が島から出ることなど考えもしなかったし、そのほうが幸せだったのかもしれない。小さな島の崖の際まで使って建てられた巨大な高校は要塞のようだった。 島を出たいと願った瞬間から、闘いは始まる。 木…

お父さんがカブトムシになった話

ああ。いつの間にか秋の気配。 秋の夜長。郷愁。望郷。季節の変わり目は人を切ない気持ちにします。そんな人には、この話。 一瞬で消え去る夏に引かれた後ろ髪を毛根からぶち抜こう。 時代はバブルの後期。都市の再開発が盛んに行われた時分に東京近郊で配管…

やぶかぶれ好奇心

人格の中に友達を満足につくれる要素が少ない。万事OKと思う。どうであれ孤独を身にまとって街を練り歩くしかないのだ。 気になっていた漫画に手が引き寄せられてページを捲ると、 衣服らしい布で、隠す意図があるのか、ないのか、多くの人間のルールに即さ…

マジ大好きな先輩

私は職場に「マジ大好きな先輩」がいる。先輩はとってもチャーミングだ。私は今の職場で働くようになってすぐ、先輩のファンになった。先輩はとてもユニークで、何事にもまっすぐ、なによりも天然だ。社員全員で行った性格診断テストで多くの社員が「朗らか…

蓼食う虫も好き好き

1年と数ヶ月前まで2年近く使っていた路線をひさびさに使う。この感じ、懐かしい。 出発する駅が同じでも、路線が変わると乗る人間がこうも変わるものかね。下北沢や吉祥寺を目指すこの路線に乗り合わせる人間のこの感じ。こんなに苦手だったっけ。 男1女2の…

メランコリック☆タイフーン

台風は大抵、低気圧とともにメランコリーを運んでくる感じがしますね。 とってもみずみずしいやつです。 最近、何者かになりたいという気持ちが目に見えて大きくなりました。将来への不安と自分への根拠なき期待がそれを育てています。 とりとめのない思考も…

映画『あなた、その川を渡らないで』

人がごく自然に使う言葉のうち、なぜか私は皮肉や悪意を感じ取ってしまう言葉に「お似合い」がある。 この感覚は少しずつ蓄積されたようで心当たりが浮かばないが、私にとって皮肉や嫌味を口にするシーンの言葉として記録されてしまっている。 「お似合い」…

グラス横目に

たった数年前のあの日 海辺でふたり、何でもない会話をつまみにビールを飲み干した。 数少なに交わされるのは たとえば水面のきらめきであったり、 互いの語尾の残り香であった。 自分を形容する単語を見つけられず、 相手の言葉と波の音に身を任せ そのまま…

映画『シング・ストリート』

映画『シング・ストリート』を観てきました。http://gaga.ne.jp/singstreet/ 一言で言えば、この映画はファンタジー。みなさん、ファンタジー作品は好きですか?私は嫌いです。昔から嫌いで、ハリ〜ポッタ〜とか、ロ〜ドオブ〜とか、あんな作品は反吐が出る…

ババアの作曲

昨日は、やっと来たお給料日が嬉しすぎて、帰宅途中にスーパーを3軒はしごしてしまいました。 今回はお給料日の2週間前から極貧期間が始まり、そのトラウマからお金があるうちに食料をストックしたいと、とりあえず冷凍させておける食材とパスタ3キロを購入…