叔母レベルが上がりました

私には2つ年上の兄と、4つ年上の姉がいます。

兄は穏やかで、静かに狂気を抱える太宰治系男子、姉は、竹を割ったような豪快な性格で、決めたことにとことん突っ走る猪系女子です。

その猪系女子の姉が、3人目の赤ちゃんを本日無事に産みました。姉の旦那と姉夫婦のこども2人と妹の私。家族総出で立会い、赤ちゃんをお出迎えです。

 

陣痛から出産まで比較的スムーズにすすんでいましたが、出産の痛みに耐える尋常ではない様子の母親を目の前に、甥っ子(6歳)がみんなでママの手を握ってあげようと提案します。

そしてすぐに、片手だけでは気持ちが足りないと、父親や私の両手を乗せるように息巻いていました。

 

女性だけが経験しうる出産の痛み。その迫力に圧倒され、姪っ子(4歳)と私(29歳)は途中から号泣。

 

赤ちゃんの姿が見えてくるとさらに恐怖も増したようで、怖がる姪っ子を連れて途中退室しました。

 

産まれた後に再び分娩室に戻ると、すっかりお姉さんになり、まだ名前は決定していないにもかかわらず「はなちゃん〜」と声をかけていました。

 

僕は好きな人を守りたいと、終始姉の側で、労いの声をかけ続けたやさしい甥っ子。

 

赤ちゃんの名前はリボンちゃんが良いよねと、みんなに反対されているにも関わらず提案をやめない甥っ子。

リボンちゃんはやめた方がいいと思うぜ

 

出産は「耳をすませば」の舞台である聖蹟桜ケ丘の病院で行われ、桜が美しく舞っていました。

 

2人目の姪っ子よ、春の美しさを目一杯に浴びて育っておくれ