そんな感じ

気がつけば、このブログもすっかり更新が滞る始末。

なぜこんなにも更新頻度が下がったのかと言うと、実は、結婚したからだ。おまけに、子供も2人ほど産んだ。なんと、それはそれは可愛い、男女の双子を!

 

彼らと健やかに暮らすために、郊外に真っ白な一軒家を建てた。とても頭の良いゴールデンリトリバーが、子守役を買ってくれている。

 

ハーブと花がたっぷり植えられた中庭での水あげが毎朝の日課。休日には、カウンターテーブルつきのオープンキッチンでハーブティを淹れる。ママが焼いたバタークッキーとチーズケーキを頬張る子供たち。こぼれたおやつのカケラは、子守役がきれいに平らげる。

 

庭によく遊びに来た野良猫は、気付けば家族の一員になっていた。先輩と協力し合っておやつを盗むなど、イタズラをしては、叱られている。

 

晴れた日にはリビングの大きな窓を開け放して、家中に風を招く。洗濯物の石鹸の香りが、昼寝をする家族の頬を撫でる。

 

ブランチの後片付けをする手から、お皿が一枚、すり抜けて落ちた。お気に入りの分厚い皿は、意外なほどに簡単に砕けた。

お次は、三枚。きちんと積み重なった皿も、まっすぐ床に落ちて、あっけなく砕けた。

その次は、中庭にフリスビー。さきほどまでパスタを載せていた、丸くてきれいなお皿が、花壇のレンガに当たって砕ける。

家中の皿が、家を飛び出て行った。裸足で、中庭を駆け抜ける。バラのアーチをくぐり、門を抜け、丘をかける。スピードは上がり、膝はクルクルと、いよいよスピードを増した。

 

気付くと、海を越え、マレーシアに来ていた。名前も日本国籍も捨て、今ではマレーシア人として、オリンピック代表となり金メダルを獲るのが夢だ。

 

そういうことで、ブログのほうは難しい。