本日は、ゲーセンで大当たりしたのに全て回収できず怒る夢を見た。

 

私はどこかの地方に住む男性で、昔からの連れ、みたいな非ヤンキーグループに属していて、そのメンバーでゲーセンへ。

だがお金がないのでとても遊ぶ気にはなれない。

そこで各ゲーム機の釣り銭が戻るスペース、獲得メダルや賞品の受け取り口を調べて回る。

そこには中国人観光客が遊び飽きたらしい、メダルや釣り銭がたくさん放置されていて、私はそれをせっせと集めて自分のゲーム資金とした。ほとんどがメダルや1円玉、あとは10円玉なのだが、時々100円玉や500円玉が落ちている。

大雑把に回収して回っただけでも数千円以上の軍資金をすぐに得ることができた。金持ち旅行客様々だと思った。

いよいよゲーム開始で、初めは自分の好きなキャラクターの小さなぬいぐるみを獲ろうとした。しかし、新品のデジカメが運良く取れた。

元手ゼロで高額賞品をいとも簡単に獲得できた自分が誇らしかった。

また、私の遊んだUFOキャッチャーのギミックは難解そのもので、商品が置かれたスペースは常に回転しており、アームがどこに降りるかは回転速度に合わせないといけない。さらに、自分の荷物を置いていたゲーム台までがいずれ回転するなど知らずにいた。

そんなゲーム機で夢中で遊ぶうちに、ゲーム台が自動で入れ替わって私の集めたお金や当てたメダルが巻き込まれ散らばってしまった。

私は怒り散らしながらお金やメダルを回収するが、すぐ横にいる人々は私がまるで透明人間かのように、顔色一つ変えることなく楽しそうに遊び続けているのであった。

その温度差に怒りはさらに煽られ、店員を呼び出してゲーム機のギミックについて罵倒した。獲得物やメダルが紛失する可能性があるギミックをゲーム機に付けていることは異常だと。しかし思い返せば、そのゲーム機は、自分が獲得した商品をすぐ回収しないとUFOキャッチャーのアームが獲得商品をまた奪い返すような、決して油断できないゲーム機だった。

そして、散らばった金やメダルは私が属するグループの後輩一人と、近くにいた親切なおばさんだけが手伝って集めてくれた。しかし、おばさんはどさくさに紛れて私が獲得したデジカメを持ち帰ろうとしていた。

協力してくれる数少ない人材が二人、そのうちの半分が信用できない。もう一人の後輩だって、私のお金やメダルの回収を今どのような腹で手伝っているかがわからない。

一人で全てを回収しようとその場を離れれば、誰かに全て奪われるかもしれない。協力者と手分けをすれば、ある程度は回収できるが私ほどは真剣に掻き集めることはないので元通りまで回収が見込めない。店員なんて、私の怒りすら深刻に聞いておらず、真剣に回収するとは到底思えない…という感覚を最後に夢から目覚めた。

 

こんな夢を見たのは、前の晩にNetflixイカゲームを最終話まで見たからに違いない。

金持ちになる道がもう目の前に開かれたような強力な運気に乗せられているが、同時に人間不信にも陥り出す、というのはお金持ちになり始めた人間特有の心理なのだろうか。

だとすれば、金持ちへの道を歩み出すというのも、一口に幸せとは言い切れない。