2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
以前の職場にいるときにお世話になった人が冷蔵庫を買い替えるとのことで、私は古い冷蔵庫をいただいた。 昨日届いたばかりのその冷蔵庫は、届いた直後には他人の家庭の匂いをまざまざと漂わせ、新しい家主を拒んでいるかのように感じたが、今夜扉を開けると…
昨日、大学時代の友人が結婚式を挙げました。彼女はゼミの同期で、刺激的な日々を過ごした仲間のひとり。彼女は小柄で朗らかで、心に深い深い愛情を抱えています。私はそんな愛情に見守られて、学生時代からたくさんの失敗をしながらも、大きく道を踏み外さ…
平日にがむしゃらに働くと休日の開放感が増すと上司は言う。 蟻の巣穴から世界を吊るし上げ、寝首を掻く覚悟で生きろとかつての上司は言った。 これまでは会社に長く勤めたことがなかったので、きちんと勤めている日々が初体験を更新する。 新しい環境に身を…
2016/04/09のメモ
過度な愛着はもはや狂気だと思います。また、あっちを立てるとこっちが立たず、といった側面は何事においてもあるように思います。そんな、過度に抑えつけられたことで別の何かが過剰になり、その過剰さが愛着になって表れたときの話を書いてみたいと思いま…
今朝のこと。 5歳ほどの男の子と母親が、大して混んでいない通勤電車に乗ってきた。男の子はまだ閉まらない電車の扉に体を向けながら、母親の顔を見上げた。 「ママ、どうしていろんな人が、くさいまま、いるの?」 「えっ。 そうね、これだけ人がいれば、い…
両親が日本の南方にある島出身で、私たち子供は本土で生まれ育ったけれど、島唄の歌い回しや三味線の音がやけに心に響くので血筋を感じ、島唄教室に通っています。 三味線はまだまだ下手くそで、それゆえに練習もほどほどです。そうすると結局、メインの練習…
上司と複数の立場が絡む仕事の進め方について話し合っていると、話をわかりやすくするためか、なぜか仕事を虫に例えて話を始めた。体裁が悪い。虫に例えるのはやめた方がいいと私は思ったが言えず、苦笑いをして場を濁す。それでも、とくに滞ることなく自然…
机で黙々と作業中に、外線電話が鳴った。奥底に潜っていた意識が急上昇し、私に戻った瞬間に手が受話器を取った。社名を何回名乗っても相手は無言だった。 チッ 受話器を置いた後に舌を鳴らし、隣の机の上司にたしなめられた。私は冗談半分の気持ちがあった…
ゴールデンウィーク中にずっと待ちわびていた、月曜日の今日。 アラバキロックフェスでの落とし物の問い合わせが開始される日だったのだ。私は初めて参加したアラバキロックフェスで、大切な化粧ポーチを無くしている。 そこには、つい数週間前、友人の結婚…
先日、暗黒の大学生時代に大変お世話になった恩師に近況報告をする機会がありました。その流れから、社会人の先輩として現在のゼミ生にアドバイスをして欲しいとお願いされ、ゼミ生らが参加しているLINEグループに招待されることに。学生時代の腐敗臭が残っ…
めちゃくちゃな有給の使い方をしたせいで使える有給がないだけなのに、「長く休むと仕事の感覚が鈍るからカレンダー通りに出社する」とあちこちで格好つけて発言している自分を嫌いになれないのは、私が自分に甘いからなのだろう。 意識高い系の発言を好むわ…
人生初!荒吐ロックフェス2016に参加してきました。 初日は終始、山から吹き降りる冷たい雨風に晒され、遭難という感覚が頭をもたげることも少なくありませんでしたが、2日目はすっかり晴れて過ごしやすく、終わり良ければすべて良し。 音楽を楽しむだけだっ…